濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

35.特別講座5(リーダシップ)良いリーダと悪いリーダ、叱る

良いリーダは部下のモチベーションを引き上げることのできるリーダです。一番いい方法は部下の成績が上るように仕向けて、実際に成果が上ることです。成績があがればモチベーションは自動的に上ります。部下のいうことを「はいはい」と聞いてばかりいる聞き分けのいい人ではいけません。人気はあるかもしれませんが、成果はでません。能力にあった目標を与え、具体的なやり方を指導することが必要です。能力は年齢に依存しません。能力には先輩も後輩もありません。仕事を終えて自宅に帰ったときに「お父さん、今日は頑張ってきたよ」と子供に自慢する、これが適当な仕事量、その人に合った目標だと思います。おそらくそれは能力に対して100%から120%の仕事量だから本人が満足できると思います。仕事量がそれよりも多いと消化不良になるし、それより少ないと自分はリーダに認めてもらっていないという不満が残ります。具体的なやり方を指導するにはリーダは本人以上にその仕事について戦略的、戦術的に先回りして考えていないといけません。これらが好循環にならないといけません。そのためには時には叱ることも必要です。叱ることのできないリーダは失格です。

逆に、悪いリーダはモチベーションを下げます。部下がどんどんやる気をなくします。部下の成果を横取りしたり、やれやれと号令だけかけたり、部下の問題解決に加わってやらない人、正論ばかりを振りかざして、現実をまったく無視する人も最悪です。自分の得意分野でなかったら、むしろ部下に任せるくらいの度量が必要です。

お互いに生き物です。上司と部下という関係をこえて、同じ目標を追っかけているパートナーとして、リスペクトしあう関係でなければなりません。

特別講座5(リーダシップ)良いリーダと悪いリーダ、叱る

前のページ 次のページ 目次へ戻る