濵ちゃんの足跡

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39.特別講座5(顧客管理)

お客様と一度できたご縁は絶対に逃してはいけません。特に商流が深い場合は最終のお客様が分からないことがあります。それでも徹底して、実際にその商品を使ってもらえる最終のお客様を把握する必要があります。国内・海外を問わず、最終仕向け地を把握し、管理するのは最近の輸出管理の基本だからです。

量販店で販売されるコモディティ性の高い商品でも、製品保証と称して、最終のお役様を把握しようと努めます。

もっと直接的な意味もあります。いずれ当該の商品が古くなったときに、真っ先に買い換えていただけるのは、その最終のお客様です。途中のルートに絡んでいる商社やインテグレータは真のお客様ではありません。こんな話があります。エアウォッシャー。某社の超ヒット商品です。ほとんどのトイレで見かけます。ところが最終のお客様を把握していません。ほとんど建材商を通して流してしまっているので、買換え需要が把握できない。ダイレクトメールも発行できない。もし、この商材を売り切りでなく、ローンでしか買えないしくみにしていたら、クレジット会社に確実に最終のお客様のリストが残ったのに。全部自分で把握しなくても、他人のしくみを使ってでも顧客管理はできるのです。

特別講座5(顧客管理)

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