濵ちゃんの足跡

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22.何が本質なのか

携帯電話ナンバーポータビリティが始まりました。その非常に大事な日に、ソフトバンクの顧客管理サーバーがダウンしました。前日に「0円通話」というセンセーショナルな戦略を発表して、アクセス件数が想定以上になったと、その原因が説明されていましたが、他オペレータへの移行を抑止するためにわざとやったのではないかなどとのいらぬ憶測も流れました。

似たような話で、NTT西日本でIP電話が掛からなくなるというトラブルが発生しました。わずか80数万台のIP電話でトラフィックオーバーになったというのです。光回線はものすごく余裕があるし、3000万戸まで拡張し収納しようとしている光回線での事故だったので、トラフィックオーバーと考えるのには無理があり、本当の理由は別にあるのではないかと言われています。

半導体の納期トラブルや数量ダウン、品質トラブルの理由として、よく設備の不具合が理由になりますが、ほとんどの場合、そうでない場合が多いです。

ところで、最近、若年者の自殺が非常に多くなっています。だんだん低年齢化が進んでおり、最近では中高生の自殺が目立ってきました。最も注目されているのは「いじめの問題」ですが、死んでもボタンひとつで再生する「TVゲームの影響」とか、親子のコミュニケーションの問題だとか、先生の力量の不足とか、背中をみせるだけで子供が教育できたはずの親自身の生き方に芯が通っていないとか、いろんな説明があり、いろんな解説があります。

これらの一連のことから、非常に重要なことは、報道されたり、表に見える現象だけで判断するのではなく、何が真実なのか、何が本質なのかについて、じっくり考えてみる必要があるということです。案外、真実や本質は表にでていないことが多いからです。

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