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29.冬の朝

1月の半ば、ずいぶん寒くなってきました。暖冬ですが、やっと冬らしくなったと言えるかと思います。こういうふうに寒くなると、とかく風邪を引きやすくなりますので、手洗い、うがいなどを行って、十分に対策をとって、気をつけて下さい。ところで、朝寒いと、どうしても起きにくくなります。温かい布団の中で、もうちょっと、もう少し、ということになりがちです。そういうときに、どうやって朝の目覚めを良くするか、これにはちょっとした秘訣があります。

人間の体は、活動するときには体温が上がります。ですから、起きる時間を見計らって、ちょっとだけ起きる時間より早く、体を温めてやればいいのです。例えば、エアコンのスイッチをいれて部屋を暖めてやる、例えば、敷き毛布や電気毛布のタイマーをセットして、起きる時間にあわせて温かくする、これで、ぐっと、寝覚めが良くなります。

逆に、寝つきがよくない人は、その逆をすればいいのです。人間は寝ているとき、すなわち活動をしていないときは体温が下がります。ですから、寝る前にお酒を一杯やるとか、お風呂に入るとかして、ちょっと体を温めてやればいいのです。布団に入り、徐々に体温が下がるとすぐに眠たくなります。朝、お風呂に入るから、まあいいやとか、ちょっと飲みすぎたから、このまま寝ようとか、とにかく体が冷えたままに寝るのは絶対に寝つきがよくありません。

朝の目覚めのよくない人、夜の寝つきのよくない人は、是非、是非に、これらを試してみて下さい。きっと、今より改善できると思います。

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