濵ちゃんの足跡

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37.ていねいな仕事をしよう

まずひとつ目ですが、現在、半部のM電機向けLT社商権獲得の支援をしていますが、正直言って苦戦しています。旧来、同業他社が同様の商権獲得を行ったときにはまったく問題にならなかったことが、当社の場合は問題になっているのです。具体的には、当社は遅い、品質問題に対する回答や対応が遅い、価格交渉はネゴだから最終的に下がらないというケースがあってもよいが具体的な反応がないので交渉にならない、などなどの理由が挙がっています。結局、M電機の大場所の4+2場所が商流切替えを反対していると言うのですが、これにはM電機の申し分に理があって、どうもほんとうに当社の日々の対応がきちんとできていないようです。これに対し、きちんとお詫びをし、再度構築した体制を説明して、上記を払拭する機会をもらい、今、それをまさに実行せんとしているところですが、とにかく売上げ規模の小さな仕事だからとか、まあ大したしごとではないからとかという態度で仕事をしていると、そのしっぺ返しでこういう事態を招くのです。これは、言ってみればひとつの例に過ぎません。これを他山の石として、当部もそうなっていないかきちんと点検してほしいと思います。

ふたつ目は、コミュニケーションの問題です。

上記LT社の商権獲得の問題で、M電機本社資材に出向いて話を聞いた結果を担当Kに話したときのことです。まあ、順不同にバラバラ話した訳ですが、聞いていた担当Kはこれを非常にきちんと整理し、アクションアイテムも明確にして関係部門に報告メールを出していました。久しぶりに納得できるメールをみた気がしました。それに対して、当部の情報伝達には問題がありました。ある商談に関して下名が整理した要求が、支社にどれだけ伝わっているか確認してみたら、それが全然ダメでした。一応、会話はされていましたが、下名が書いた図を下に、相手が理解するまでしっかり話をしているかというと非常に不十分な結果でした。これではいい提案はできません。せっかく話をするなら、相手がきちんと理解しているかどうかを計ってみるくらいまでの木目の細かさ、心配りが必要です。

このふたつの話から言えることは、仕事が雑、相手の立場にたった丁寧な仕事ができていない、と言っていいと思います。反省して下さい。

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