濵ちゃんの足跡

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39.プレゼンテーション資料の質

プレゼン資料の質の悪さが目立ちます。

まず、お客様の立場に立った内容になっていないことが多い。この場合のお客様は、商品を買ってくれるお客様であったり、自分たちを理解してもらう会社幹部だったり、いろいろありますが、そのお客様が何を聞きたがっているか、何を説明すればこちらの言い分を理解して貰えるのか、もっともっとお客様の立場になった内容にする必要があります。

少し、例をあげると、某社向けの提案は、市役所の事務系の事例ではなくて、ソフトウェア開発会社としての、セキュリティ確保、開発効率の向上、高負荷画CPU設備対策、環境改善などが、きちんと整理されていないといけない訳で、そういう内容にする必要があります。社内幹部へ報告したシステム商談状況では、昨年度納品した10件について粗利と粗利率が分かるシートを追加しました。これは、粗利率の低い旧来のビジネスを変えると宣言した結果をきちんと報告し、狙っている方法が間違っていないことを説明するためです。

次に、誤字、脱字、不適切な文字サイズ、不適切な色使いがあります。誤字・脱字は論外ですが、不適切な文字サイズや不適切な色使いの見にくいプレゼン資料ほど、お客様をイライラさせることはありません。むしろプレゼンしたこと自体がマイナス効果になる場合もあります。

これらの不出来は、つまりは仕事の質の悪さ、商品の品質の悪さ、サービスの悪さに繋がることが多いため、たとえ素晴らし商品であっても、わざわざ売れなくしていることになります。

資料の閉じ方、落丁・乱丁にも注意をする必要があります。お客様が資料を見るときに、一番スムーズにみることができるように閉じる必要があります。特に両面コピーのときに注意する必要があります。資料を閉じたら、必ず落丁・乱丁がないか確認して下さい。コピー機がよくなったと言っても必ず確認する必要があります。

管理者は、これらを当たり前のこととして、もっと資料をチェックし、担当者を指導して、ビシッとしたプレゼン資料ができあがるようにして下さい。

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