濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

41.電話は命、必ずメモをとる

ところで、6/20か6/21に私宛の電話をとった人はいませんか。もし、いたらすぐに伝言を私に教えて下さい。

実は、ビジネスの拡大を図るために、社長にお願いして、M会長経由で関空へ売りこみを行おうとしています。先週末S理事(T社前社長のご子息)から私に電話があり、「会長が貴社の若い人に電話をしたと言っているので、そのことを社長に言っておいてくれ」と。

私は何のことかちんぷんかんぷんで、聞きなおしたところ、それがまた逆鱗にふれて「社長に言っておけばいいんだよ!」 誰か伝言を聞いている?と調べている内に、社長から電話が架かってきて、「偉い人が動いているのだから、しっかりフォローしてくれないと困るよ!」 「役員もよく分かっていないようだけど、いったいどうなっているの!」というような電話がS理事から社長に入った由。あら!あら!あら!これはどうしたもんだ。とりあえず回りにいる人に聞いても、誰も知らないという。仕方がないので、S理事に電話して「中途半端な対応をしてすみません。是非、ご挨拶に伺いたいので時間を下さい」とアポイントをとり、時間稼ぎ。フェースtoフェースで話をするのが一番修復が早いと踏んだからです。

そもそも、偉い人、会社の位の高い人ほど、ぶっきらぼうな電話をします。「XXの○○だけど、これこれを伝言しておいて!(ガシャ!!)」再確認をする間もないくらいのことがよくあります。電話では聞いた話を復唱してきちんと確認することが常識ですが、忙しい人はそんなまだるっこいことをしている時間がありません。だから聞き取りにくい、どこのおっさんか分からないような電話をしてしまいます。だから、その良く分からない、どこかのおっさんのような電話には、ほんとうに気をつける必要があります。例え、半分しか聞き取れなかった場合でも、その半分だけでもきちんと伝言すべきです。その半分の情報からでも手掛かりをみつけて再確認することもできるからです。

商社にとって、電話は命です。一本の電話で大きなお金が動いたり、どこからも得られない情報が入ったりします。電話はきちんとメモを取りながら聞く習慣をつけて下さい。そして半分しか分からなかったとしても必ず伝言して下さい。徹底。

前のページ 次のページ 目次へ戻る