濵ちゃんの足跡

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78.オリンピックをみて思うこと(その1)

北京オリンピックたけなわです。ちょっと食傷気味かも知れませんが、この夏季連休中にオリンピックをみて感じたことを話したいと思います。選手は悲喜こもごもの毎日ですが、「どういう人がメダリストになるのか」という私なりの分析結果を話したいと思います。

昨日で金メダリストが8人になりました。なんと、柔道の石井選手以外は全員2連覇です。これはどういうことを意味しているのか。逆に前回のアテネ五輪のメダリストでもまったく結果がでなかった人もいました。柔道の鈴木選手がそうですし、水泳800m自由形の柴田選手もそうでした。この両極端の結果の人たちが、異口同音に言っていたのが、モチベーションの維持の難しさでした。前回オリンピックで、一度頂点を極めると、荷卸しシンドロームになって次の目標を失い、それを立て直すのに相当苦労するようです。

そうした中にあっても、もう一度モチベーションを高め、勝ってしまう人はどんな人だろうかと分析してみました。

まったく個人的な見解ですが、第1番目は、「あきらめない」ということだと思います。これが非常に大事だと思いました。どんな競技の中においてもそうですし、どんな練習中においても、まずはこれが一番だと思いました。あきらめてしまえば、そこでお終いです。2番目は「努力する」ということです。毎日毎日コツコツと努力し続けること。技術的な研究はもちろんのこと、体力、気力とも成長するように努力し続けることだと思いました。努力を怠っては強くなれません。3番目は、「環境」です。多くのメダリストは、きちんとした訓練環境のなかで努力していました。生まれながらにして練習環境がそこにあったとか、両親がそのスポーツの先達であったとか、できるだけ早く当該環境に馴染んで、スポーツというよりも遊び感覚まで昇華されている人が勝っています。4番目は「素質」です。やっぱりメダリストになる人たちは、すばらしい素質を持っています。心技体とも持って生まれたものが、人より数段図抜けているように思います。そして、最後は「運」です。4年に1回のチャンスに、ベストタイミングで調子を合わせなければならない訳ですが、そのタイミングにどうしても合わない年齢層もある訳ですから、やっぱり運というものもあると思いました。

これらは、そのまま私たちの仕事の仕方に当てはまると思います。

・あきらめない

・努力する

・環境をよくする

・素質をアップさせる

・運を掴む

皆さんもオリンピックをみて、いろいろ感じておられると思います。機会があったら是非披露して下さい。

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