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82.あきらめない

読書の秋、スポーツの秋、文化の秋ではありますが、残念ながら、今上期の数字の見込みは大幅な不足ですので、そこにふれない訳にはいきません。厳しい話になります。

北京オリンピックをみた感想として「あきらめない」ことが勝つために一番大事だと話しました。今、ちょうど、北京パラリンピックが開催されています。事故でハンディを背負った人、先天的にハンディのある人、戦争でハンディを背負った人、などなど、いろいろな人たちが一生懸命頑張っているのを見ると、健常者のオリンピックの「あきらめない」ということより、もっともっと精神的・肉体的に「あきらめない」ということを実践し、完遂した人たちだなあと感じます。ほんとうに前向きになって頑張った人たちの集まりです。

同じような話で、メジャーリーグのイチロー選手は超天才だと思いますが、イチロー語集みたいな本でこんな言葉を読んだことがあります。「ヒットは一般に打率で評価されるが、打率は上がったり下がったりするので、打率を意識していると一喜一憂して心が乱れる。ヒットは、そうではなくて(率で考えるのではなくて)1本ずつ積上げていくものだと考えると、減ることがないので、落ち着いて取り組める。だから年間200本を最低線の目標として頑張っているが、1試合1本、1ヶ月40本を目標にしてあきらめないで頑張っていると、自然に結果が付いてくる。」と言っているのです。今日現在184本。あと16本で、8年連続200本安打のメジャー記録タイに並びます。きっと、イチローは最後まであきらめないで、この記録を達成すると思います。

以上のふたつのエピソードで分かると思いますが、要は「あきらめないこと」に尽きます。上期は、割と早めに不景気の雰囲気になったので、普通の管理者なら、管理者心理として予算を早めに絞っています。ですから、案外、この期末に予算が残っているはずです。これを狙って売り込んで下さい。イチローではないですが、小さな売上げでも積上げが効いてきます。最後の最後まであきらめないで、数字の積上げに頑張って下さい。

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