濵ちゃんの足跡

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106.ユニークな受注

・ホテル用TVの更新

他事業の例です。ある人がホテルに泊まったそうです。そのときにTVがCRT方式でいやに古いなあと思い、これの更新を提案し、3000台の受注に成功したとの話です。ちょうど2011年からTVが全面的にデジタル化になりますので、これを商談のキーにすることはもちろんですが、最もこの商談が成功した秘訣は@3万円の単価をメーカーから引き出したことにあるそうです。3000台という規模をベースにL社と徹底的に価格戦略を練って、@3万円という価格が設定できたことで、総計9000万円という大型商談がまとまったという話でした。担当機器が売れないときに何とかして売上をあげないといけないという責任感、TVが古いということからフラットTVへの更新を考えた感性、@3万円を引き出した粘り、すべて参考になる点だと思います。

・テナント用電力計の取替え

ある人が、ビルの電力計が期限切れになっていることに気がついたそうです。引き込み用の電力計は電力会社が更新しますが、各テナントへ分配する電力計はビルのオーナーが更新する必要があるそうです。その電力計の更新期限が切れていることを見つけて、そのビルの電力計を全部更新してもらったそうです。

これらの話から総合すると、感度を高くすれば、どこにでも受注ネタがあるということです。担当機種を売ることはもちろんですが、その上に、更に「もっと、もっと」という精神で周囲を探せば、受注ネタがあるということです。これらの話を参考にして必死になって受注ネタを探して下さい。

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