濵ちゃんの足跡

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109.先入観をなくして考えてみよう

P社に行ってきました。P社は、グループの大再編成のときにできた、約年間売上高4000億円、従業員17,500名、主な事業はコミュニケーション事業、ドキュメント事業、オプティカルデバイス事業の3つを柱とする会社です。そこで、P社から、PLC(高速電力線通信)に関して、BtoBの販売拡大に協力してほしい旨の要請を受けました。P社のPLC(高速電力線通信)は年間50万台規模の販売実績がありますが、大半がコンシューマ向けで、BtoBが弱いので、BtoBが強い当社の力を是非借りたいということでした。

私は、P社は、販売網がしっかりしていて、商流の中に入るのは難しいだろうなあと思い込んでいましたが、これが先入観で、実際は全く違っていました。どうしてPCCにコンタクトできたかというと、N部長繋がりです。初期のFAXのモデムはロックウェルという会社の独占でしたが、P社がP社モデムの開発を行い、N部長のところに売り込んできたものの、いろいろ問題があり、それをN部長が見事解決したということで、いい関係ができたということでした。

当部のPLC(高速電力線通信)への取組み方については、今後、技術部門の協力も得て検討したいと思いますが、今回の教訓は、私がもしP社の商品を扱うのは無理と思い込んだままだったら、今回の収穫はなかったと思います。「先入観をなくして考えてみる」ことが大事だと痛感しました。

皆さんも同じようなことがありませんか。前例や先入観に捉われていませんか。思い切って原点に戻って考えてみて下さい。案外、いい打開策になるケースがあると思います。

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