濵ちゃんの足跡

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139.最近の読書から(1)

(1)「環境を知るとはどういうことか」養老孟司&岸由二

対談のまとめ。作者は、ふたりとも子供の頃から昆虫採集や川遊びが大好きな野生児で、環境を大事にするにはどうしたらよいかということにものすごく関心があります。養老先生はあの「バカの壁」を書いたお医者さんですが、岸先生は教鞭の傍ら、鶴見川の環境保全に注力され、その経験から三浦半島の小網代というところで、環境の保全はすなわち「流域保全」だという結論を得られ、それを実践されています。現在の河川の管理は国、県、自治体で横断的に区分されているために必ずしも一貫した管理ができておらず、分水嶺から海までの流域をひとつの単位として環境を管理すると非常にうまくいくという話です。

(2)「数学が歩いてきた道」志賀浩二

数字の発見から現代数学までの数学の歴史です。新しい発見はなかったですが、数学好きの人にとっては面白い内容です。

(3)「新冠婚葬祭入門」野村沙知代

作者はあの野村監督の奥さんの沙知代さんです。冠婚葬祭のバイブルと言えば塩月弥栄子さんの本が有名で、下名も若いときにそれを参考にして随分勉強した経験がありますが、最近では新しい解釈になっているかもと思い、手にとってみました。内容はTVで発言する作者とは打って変わって非常にまじめに丁寧に書き込んでありました。参考できる本です。

(4)「何故飼い犬に手をかまれるか」白高敏男

タイトルどおりの内容ではありません。ファーブル的動物の解説本です。いろんな動物の行動が解説してあります。動物好きの人が通勤時などとぎれとぎれに読むのに最高の本だと思います。

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