濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

148.自分を変える

誰しも、40歳、50歳になってくると、なかなか自分の性格を変えることが難しく、あきらめてしまいますが、世の中が変わりますし、自分のミッションも変わってきますので、やはり、それに合わせて考え方や対処の仕方を変えていく必要があります。

かくいう下名は、40歳台までは携帯電話の開発責任者でしたので、その責任の遂行とストレスで、毎日毎日大声で怒鳴ってばかりいました。今では想像がつかないかもしれませんが、それをどうやって変えたか、それは「読書」によって変わったのが一番大きいと思います。

下名は読書の目的を以下の3つに整理しています。

その第1は、知識の蓄積です。急いで調べたいことは大抵Googleで済ませますが、じっくり調べたいこと、知りたいことの対処は、読書に限ります。宇宙の成り立ち、人間観、宗教、科学・技術、数学、スポーツものなど分野はまったく選んでいません。そのときどきに興味を引いたものを読んでいます。

第2は、娯楽です。歴史モノ、推理モノ、ノンフィクション、剣劇モノなどまったくの娯楽として読んでいます。歴史モノは、戦国時代以降、江戸末期から明治維新あたりが一番興味のあるところです。司馬遼太郎、山本周五郎、津村陽、新田次郎、松本清張、東野圭吾など、作家もバラバラです。

第3は、これが一番ユニークだと思いますが、「我慢する力」をつけるために読書をしています。毎月最低6冊のノルマを決めているのもそのためです。基本的には読書は好きですが、本と向き合うのが苦痛のときもあります。それでもちゃんと本を読む。これの繰り返しで、我慢する力が付いてきていると思っています。だんだん年を取ってきて、周りの人が遠慮がちにし始めると、逆にどんどん気が短くなって我儘になっていくように思います。これの歯止めにもなると思っています。ちょっと変ですけど、「我慢する力をつける」これも読書の目的のひとつです。これでだんだん性格が変わってきているように思います。

前のページ 次のページ 目次へ戻る