濵ちゃんの足跡

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152.よもやま話(2)

(4)岩崎弥太郎生家

安芸には岩崎弥太郎の生家があります。岩崎弥太郎は言わずと知れた三菱財閥の創始者で、今年の大河ドラマ「竜馬伝」で竜馬と同じくらい力を入れて描かれています。

生家は地下人(下級武士である郷士の権利を売った家。武士ではあるが庄屋の管理下におかれている。)という階級で、ドラマではちょっと汚すぎて三菱グループからクレームがでているとの噂もあるくらい生活は苦しかったようです。弥太郎の父親が大酒のみで喧嘩早くて、相当貧乏したようですから。

現在の生家はきれいにされていますが、土間+8畳くらいの和室が2間+10畳くらいの台所兼居間しかない、非常に質素なものでした。宅地は広くて300坪くらいはあるように思いました。

現在は大きな蔵が2つ建てられています。このほかに岩崎家としては大阪や東京に大きな敷地がありますので、安芸はホンの一部ですが、M電機にお世話になった下名としては感無量のひとときでした。

(5)旅の面白さ

安芸市民球場に着いたとたんに安芸市長にお会いしました。タイガースネクタイとユニフォームを羽織って、熱心なおじさんだなあと思っていたら、なんと市長さんでした。その上に、岩崎弥太郎生家でもお会いして説明を聞いたり、写真を撮らせていただいたり、非常に気さくでいい人でした。

また、電車の中で、左官の匠に話を聞くことができました。高知城の修理でしっくい塗りを担当したとか、高知は台風がすごいので、雨切り屋根というものが壁にあるとか、いろんな話を聞きました。

帰りの電車では、何と中村豊コーチと話すこともできました。去年までは一軍の守備コーチで、今年は2軍に回っているとのことでしたが、「今年の阪神は面白いよ」とのことでした。

1泊2日のミニ旅でしたが、意外な人に会うことができるのも旅の楽しみの醍醐味です。気分転換にはもってこいですので、みなさんも企画されてみたらどうでしょうか。

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