濵ちゃんの足跡

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172.グライダー人間と飛行機人間

先日、大先輩が集まられるOB会があり、そこで、ある先輩から「君はグライダー人間か、それとも飛行機人間か」といきなり聞かれました。

何のことですかと聞くと、「どちらも空を飛ぶけれども、グライダーは何かに引っ張ってもらって飛び上がり、後は上昇気流を捉まえて飛び続けているけれども、基本的に受動的だろ。それに対して飛行機はエンジンがついていて、自分で思ったところに飛んでいける、自発的というか能動的だ。頭がよくてたくさん知識を持っているけど指示待ち型で自発的に動かない人はグライダー人間だよ。知恵がよく働くとか、発明や発見、工夫が得意で、自分で考えてどしどし動く人は飛行機人間だよ。君はどっちだ?」との問いかけでした。

そういう例えなら、自分では、まあまあ自分なりに普段からアイデア人間だと思っているので、どちらかと言えば飛行機人間だろうと思うけれども、本当にそうかな? 言われたことをやって仕事をした気になっているところがないかな? 反省してみると、やっぱり流されてしまっている、グライダー人間の部分がたくさんあると気づかされ、質問した大先輩の意図が分かりました。反省しないといけないなと思いました。

みなさんは、グライダー人間ですか?飛行機人間ですか? 分りやすい例えですから、しっかり考えてみてほしいと思います。やっぱりグライダー人間では役に立つところが限られます。小型エンジンでもいいですから自分にエンジンを装備して、りっぱな飛行機人間になってほしいと思います。

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