濵ちゃんの足跡

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181.マネージメントとリーダーシップ

(1)マネージメント

会社における仕事のマネージメント、ゴルフのスコアメイクのためのマネージメント、タレントのマネージャ、いろんなところで、マネージメントという言葉が使われますが、共通していることは、ある目的を最大効率で果たすためにきちんと「PDCA」を回す、ということに集約できると思います。

もちろん、P=Plan、D=Do、C=Check、A=Actionです。しっかり考えて企画し、全力で実行し、その結果をやりっぱなしにしないでチェックし、次のステップの手を打つ、そういうことだと思います。「PDCA」を回すというやり方は、自分で自分の仕事をする場合でも行わなければならないことですが、チームで仕事をする場合にはより重要になります。一般に会社組織の中では、管理者と担当者、上司と部下という関係があり、管理者は担当者に対して、○○をしてもらう、○○をさせるという役割があります。服装をきちんとさせる、大きな声でしっかり挨拶をさせる、利益がでるように行動させるという役割です。そのために、管理者は指示・命令する権利を持ち、逆に結果を出す責任があります。管理者と担当者という関係がいちばん分かりやすいと思いますが、このことはチームで仕事をする場合のリーダーとメンバーの関係でも成り立ちますし、先輩と後輩という関係でも成り立ちます。家庭における父親と家族の関係でも(おっと、母親が実権を握っているかもしれませんが)成立することです。

(2)リーダーシップ

この指示・命令する側に立ったときに、言ったことを実行してもらえるかどうか、ここにリーダーシップが存在します。言ったことを実行してもらう方法として、率先垂範型、後方支援型、意識共有型などいろんなやり方がありますが、最後は、指示・命令する人、すなわちリーダーの「人柄」が決め手になります。言うばっかりで自分では何もしない人や、言うのは正しいけど、やっていることはもうひとつというのでは、言ったことを実行してもらえません。自らを律して、いつでもやってみせる能力(知識とスキル)が必要です。

このマネージメントとリーダーシップについて連合艦隊山本五十六長官の有名な言葉があります。「やってみせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かず」。リーダーは率先してやってみせる実力がないといけないし、やらせてみる我慢が必要だし、最後は誉めないといけない、といっているわけです。

マネージメントとリーダーシップ、同じくらい誉めることが大事だということです。勉強しないといけないことがたくさんあります。

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