前のページ

次のページ

目次へ戻る

244.特技を持とう(2)

私の特技は、その起案書を書く文字が他の男性社員の中でちょっときれいだったのと、見やすくまとめるのがちょっとだけ上手かった点でした。

最初は、ただの清書みたいなものでしたが、先輩たちが検討している話や、自分なりに考えてみたりしているうちに、起案の仕方やコツが分ってきました。そうなるとますます興味が湧いてきて、どんどん工夫するようになります。2～3年経過してからは、自分自身で起案できるようになっていました。ちょっとだけ文字をきれいに書けただけの特技で、ずいぶんたくさんのことを得ることができました。

特技は、商品知識であっても、技術であっても構いません。このことを聞かれたら誰にも負けないという自信がつくと、他のことはどんどん平気で聞くことができるようになります。相手に教えることができる材料を自分で持っているからです。つまり、Win-Winの関係が成立します。

お客様に対して、営業する場合に、笑顔、人間性で営業する方法もあります。でも、これは誰でもできる方法ではありません。天性のものが必要です。しかしながら「特技を持つ」ことは誰でも努力すれば可能です。是非、各自がこの82下期に目標を立てて「特技をもつ」ことにチャレンジしてほしいと思います。

前のページ

次のページ

目次へ戻る