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248.分かってもらえる話し方(1)
朝礼で順番に話をしてもらっていますが、話し方によって、分かりやすかったり、分かりにくかったりしますが、それはどこにあるのでしょうか。分かりやすい話し方をする人は、何となく賢くみえます。そのコツを教えましょう。
話し方の基本ですが、複数の話題を話すときは、いくつの話題を話すかを最初に言うことです。
例えば、「直近の経営数値と市況とトピックスの3点について説明します。ひとつめの経営数値についてですが・・・。次に、ふたつめの市況については・・・・・」というように切り出すと、聞いている人は「ああ、ひとつめの話題だな、ふたつめだな、と話題を整理しながら聞くことができます。だらだらと話す人に比べてずっと理解がしやすくなります。ノートを取りやすい話し方と言っていいと思います。
稀に、3点について話をしますと宣言しながら、4つ目・5つ目を話す人がいますが、これをすると「ああ、結局整理できていないんだ」という印象を与え、台無しになります。このようなときは続けて話すのではなく、少し待って、次のタイミングで話をするのが最良です。
ひとつの話題の中でも話し方があります。下名がいいと思っているのはPREP(プレップ)法です。
・ P(Point) :結論を先に言う
・ R(Reason) :結論に至った訳、理由を話す
・ E(Example):より分かりやすくするために具体的に例を交えて話す
・ P(Point) :もう一度、結論を繰り返して、話を終える
という話し方です。
経緯からだらだらと話し始めたりする人の話を聞いていると、いつ本題に入るのか、何を言いたいのか、話を聞きながらずっと緊張して聞いていなければならず、結局、疲れてしまって、途中で集中力がなくなって、肝心のところを聞き漏らしてしまうことがよくあります。そういう経験はありませんか。
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