濵ちゃんの足跡｜ＨＩＫ株式会社

閑話休題(2)映画-ストレス解消法

ストレス解消法のひとつに「映画」があります。

最近では「Inside man」、「海猿」、「Daisy」、もちろん「ダビンチ・コード」も観ました。

私の映画鑑賞は、絶対にひとりで、前から4列目の真ん中。ひとり寝そべるようにして、泣いても笑っても誰にも邪魔をされない場所を選んで、というちょっと変わった見方です。大の男が泣いているのを見られるのは恥ずかしいですからね。

ところで「ダビンチ・コード」ですが、私は2回観ました。賞賛、不評、いろいろありますが、その差は、その物語の背景をどれだけ知っているかというところに帰着するのではないかと思っています。

つまり、キリスト教、あるいはキリスト時代、キリスト自身のこと、そしてレオナルド・ダビンチのこと、絵画のことなどを、どれだけ知っているかで、ひとつひとつのシーンの理解が大きく変わるからです。

少し詳細になりますが、例えば「ふたりのマリア」を知っているかどうか? もちろん一人は聖母マリア。もうひとりはマグダラのマリア。後者はキリストの妻であったのではないかという説があり、その子孫が現存するのでは?というところがこの物語の主軸になっています。

ですから、「ふたりのマリア」を知らないでこの映画をみても何のことかさっぱり分からない。面白くない、難解!という評価になるのです。

私も1回目はさっぱり理解できなくて、もう一度、関連の本を読み直して、2回目を観ました。それで「すっきり」です。最初から最後までそれぞれのシーンが理解でき、作者の狙ったところもしっかり分かって真に楽しむことができました。

無理やり仕事に当てはめるようですが、やはり商品を売ろうとする場合には、その商品の背景、特徴をしっかりと把握しないといけない、もし不足ならば、すぐに原点に戻って調べ直す、そんな対応が必要ではないかと思います。