濵ちゃんの足跡

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閑話休題(21)プロ野球キャンプめぐり

私の最高の楽しみのひとつ、宮崎の巨人軍キャンプを観てきました。昨年も観てきたのですが、2月のこの時期は、キャンプの総仕上げとオープン戦の両方を観ることができますので、今年のジャイアンツが優勝できるかどうかを占うのにはちょうどいいタイミングなのです。実際のところ、練習試合とオープン戦の初戦がありました。

初日は、朝、大阪から飛行機で1時間ほど飛んで、宮崎空港からタクシーで20分ほど走って、ブルーマリンスタジアムに直行し、9:30から16:30まで、7時間ぶっとおしで観ました。2日目も9:30から球場に入って16:30まで観ましたので、2日間で14時間、ほんとうに120%満喫することができました。

キャンプは、メイン球場、サブ球場、室内練習場、ブルペン、トレーニング場などがあり、それぞれに分単位にスケジュールが決められていますので、何時間いても退屈することはありません。

どうして、キャンプを観るのが好きかというと、どういう雰囲気で練習しているか、ピリッとしているか、だらだらしているか、調整のための練習か、さらにもっと上手になるための練習か、そんなところを見ると、いろんなことが勉強になるからです。

今年の巨人は、投手では野間口と金刃がしっかりしていましたし、野手では19歳の坂本、育成選手の隠善が目立ちました。もちろん、阿部捕手もキャプテンとしてしっかり全員を引っ張っていました。

しかし、なぜか、もうひとつピリッとしたものを感じませんでした。昨年のリーグ優勝で、少し慢心しているのかもしれません。西武との練習試合は4-3で勝ちましたが、ソフトバンクのオープン戦は0-3で負けました。

今年は外国人を中心とする大型補強でぶっちぎりでの優勝予想する人もいますが、私は、このキャンプを観る限り、案外手こずるのではないかと思っています。

それに対して、ソフトバンクはよかったです。ピリッとしていました。王監督が今年限りと明言していることがありますし、今年はあらゆる動作を「0.1秒早くする」というキャッチフレーズで取り組んでいますので、余計にそう見えるのかもしれません。送球動作も、走塁も、守備位置につくときも、みんなピリッとしているのです。

これらの話を、無理矢理、仕事にこじつけると、阿部捕手のリーダーシップ、ソフトバンクの緊張感のある雰囲気、そういうものが非常に参考になると思います。

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