濵ちゃんの足跡

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閑話休題(53)高校野球の選手宣誓

今春の高校野球。大震災直後で開催すべきか中止すべきか大いに悩むところでした。プロ野球と違って高校生活に1回しかないチャンスを消すのはかわいそう、一生懸命練習した成果を発表する場を与えたい、被災地の人たちも郷土意識で応援できる、などなど。結局、賛成多数で実施することになりました。

その高校野球の選手宣誓。これが高校生の言葉かと思うほどの落ち着いた素晴らしい宣誓で、大反響を呼びました。

「私達は16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私達の心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間と共に頑張っておられます。人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。私達に今できること。それはこの大会を、精一杯元気を出して戦うことです。がんばろう、日本。生かされている命に感謝し全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。岡山創志学園野山主将」

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