濵ちゃんの足跡

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7x7マトリクス

物事を俯瞰するツールである。A4の用紙を縦横7つずつのマスに区切っただけのもの。これが論文や提案書を書くときに威力を発揮する。

例えば、あるテーマについて考えるとき、縦軸に5M1T(man, machine, money, material, method, time)をおいて、横軸にQCD(quality, cost, deliverly)をおく。そのテーマの品質を確保するために、人・設備・費用・材料・方法・スケジュールの視点で「キーワード」をマスに埋めてみる。同様に、原価低減、納期確保の角度からも埋める。すると空欄のマス=考えていない視点がたくさん見つかる。空欄の視点で考える。6x3=18の視点をチェックしたことになる。埋まらないマスも出てくるが、それを含めて全体が鳥瞰できる。

最近の国会論議でも5W1H(when, where, who what why, how)をはっきりさせろ!と野次が飛んだ。議員さんたちは古い。最近は6W2H(whom, how much)に進化している。マトリクスの片側に6W2Hをおいて物事を整理するとずいぶん具体化する。

1箇所から切り込んだ議論もするどい。しかし全体像を把握して、その要点をまとめている提案にはかなわない。濱村

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