濵ちゃんの足跡

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関西同窓会とSNS

幼小中一貫校であるが、有名私立校ではない。地方の小さな地域だから、町に幼稚園も小学校も中学校も1つしかなかった。否応なしに10年間一緒である。

同級生は5クラスで250人。還暦の同窓会を玉造温泉で行った。このときに1割弱が事故や病気で鬼籍に入っていた。毎年誰が欠けてもおかしくないと以降毎年クラス会を実施している。調べてみたら近畿圏に1クラス分約50人がいることが分かった。京都府の日本海側から、和歌山の太平洋近くまでの広域である。今年から関西同窓会を立ち上げた。前回は23人、今回は16人、次回は来春3月である。集まりやすいようにランチ+カラオケで、安価に楽しみ、明るいうちに解散している。遠方からでも、専業主婦でも参加できる。

SNSは時空間を超える。国内はもちろん、インドや欧州や米国の友達もFB仲間としてコミュニケーションできる。彼らと話し合えるのは有益で楽しい。SNS情報が気になりすぎたり、擬似空間と実空間の区別ができなくなって社会生活ができなくなった若者がいる。就寝のふとんの中でも1時間もスマホと向かい合っている新妻もいると聞く。

これらに対して、同窓会はリアルなふれあいである。H君は小学校の校歌と中学校の校歌を熱唱して沸かせた。SNSと同じように時を超えて15歳の少年少女に一瞬にして戻してくれるが、友はすぐとなりにいる。擬似とリアルのバランス、大事にしたい。濱村

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