濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

工学塾

M電機の人間工学塾。出版されている。技術者はなにかの部会に属す。その技術部会がゼミを主催する。技術レベルを底上げする。

工学塾は30歳時に半年毎に全社で20名選抜する。1000名近く入社する中の40名に高度開発型大型技術者を期待する。エネルギー変換からシステム工学までの12講座。1講座1週間。12講座全部の論文を審査する。600時間、120名強の講師陣。1年間缶詰。

私はLSI講座で、システムLSI(Ⅱ)と題して4時間担当した。1期目から23期まで「LSIチーム」を実例として話した。もちろんプロセスや設計の話もある。LSIがもたらす産業的・社会的貢献も。研究所や半導体部門が講師。私が特殊。若すぎると問題になった。初代LSI講座長に熱心に応援して頂いたと聞く。

夕食をとりながら講師を囲む。講義以上の本音がでる。自分にも話せと賢者が来訪して特別講義が始まる。塾生は仕事も続けている。1週間を取り戻さないといけない。そのうえに、論文をまとめて、次の講義の予習をする。職場や家庭の協力が必須だ。

11年間で500名の塾生を知る。全社にいる。講師を知る。最高の財産になった。濱村

前のページ 次のページ 目次へ戻る