濵ちゃんの足跡

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累積搭乗回数と被曝量

JALの累積搭乗回数が1,750回を超えた。写真はその副賞で、国際線ファーストクラスのシートと同じ素材で作ったトラベルオーガナイザー(鞄)である。

ところで、国際線パイロットの宇宙線被曝が問題になったことがある。

気持ちが悪いので、検算を試みる。単位はミリシーベルト(mSI)。

東京-NY間の水平飛行時間を12時間とすると、大阪-東京間の約20倍。

1,750回は、NYへ換算すると88回に相当する。これを相当年数(20年)で割ると4.4回/年相当。高さが約 2倍強違うが安全係数とみる。東京-NY間の被曝量は0.2mSIと言われているから、4.4x0.2=0.88mSI/年。地上で普通に生活した場合の被曝量2.4mSに加算されることになる。これが多いか少ないか?

全員が死亡に至る被曝量は 1万mSI超。半数以上が死亡するかもしれないのは5,000mSI。癌になりやすくなると言われているのは100mSI超。放射線従事者が許容されているのは 50mSI/年。胸部レントゲンは0.1mSI未満。

0.88mSIを地上被曝量に加算しても、 3mSI未満。計算上は、まったく問題ない。濱村

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