濵ちゃんの足跡

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半導体興亡史。日経の11ページ。

ルネサスの挫折。うれしくないタイトルだが、伊藤社長(当時)の写真と話とが掲載されている。日立・三菱・NECエレが母体。統合後の構造改革の遅れと営業利益目標がJ低かった、高ければ自ずと改善すべきところが掘り起こされたと反省されている。出身会社が株主だったからやりにくかっただろうと思う。

エルピーダ。苦闘11年。マネー敗戦。坂本社長の奔走ぶりが紹介されている。日立・NEC・三菱のDRAM部隊が母体。メモリー事業だから投資の規模と継続で成否が決まる。国を含めて日本連合にならなかった。先行した技術が外国に流れた。

64kDRAMが量産されているころから、DRAMの開発は花形であったが、その裏では「婆引きゲーム」と言って敬遠されていた。微細化にはどこかに限界があり、開発も製造も大規模な先行投資が必要で、凡そサラリーマンの合議制では遅れる。瞬間的に遅判断して思い切った投資をしないと勝ち抜けない。

専業化と寡占化が進む。濱村

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