濵ちゃんの足跡

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文化の日と明治天皇

神々が忙しい。伊勢神宮と出雲大社の遷宮が重なった。日本の古代史を勉強するには絶好の年である。折しも旧暦の10月、神無月/神有月(神在月)が始まった。

翻って近代史。11/3は文化の日。明治憲法では明治天皇の誕生日を記念する明治節であった。双方は直接的に関係ないとされている。明治天皇陵はどこにあるのか。下名は知らなかった。昭和天皇崩御のときに東京で祭礼があったので、明治以降は関東だろうと漠然と思っていた。御陵は京都市伏見区桃山町にあった。小雨の中を初めて天皇陵に出かけた。鬱蒼とした森の中に上円下方墳の厳かなお墓があった。宮内庁がきれいに管理している。明治節なのに訪れている人は殆どいない。靖国神社だけではないだろうに。

すぐ近くに秀吉の安土桃山城がある。江戸時代の城と違って天守閣が丸く朱が入っている。そんなきらびやかさがあるのに、内部は公開されていない。理由は分からないが、ここも訪れている人は少なかった。

秋山兄弟大活躍の「坂の上の雲」は読んでいるのに、明治天皇のことは知らな過ぎた。古代に夢を馳せると同時に、近代史ももっと勉強すべきだと思った。 濱村

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