濵ちゃんの足跡

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論理と回路

論理は強いが回路に弱い人がいる。2進数は計算できるがエネルギーも遅延も考慮していない。実際の回路ではA回路がB回路をドライブして信号が伝播する。遅延もある。

できるだけS/W化した方が機器が小さくなる。要求仕様の実現方法をマイコン>DSP>LSIで区切る。マイコンを動かしたいクロックの整数倍でシステムクロックを決める。LSIの結果は原則記憶回路FFに格納して次段に渡す。クロック間隔>論理処理する累積遅延時間で、要すれば複数段使う。如何に短い時間で処理するかで設計者の腕がみえる。処理の仕方(アルゴリズム)が回路規模を決める。

要求仕様をどうやれば実現できるかのアルゴリズム設計、S/W+F/W+LSIに切り分けるアーキテクチャ設計、全体回路設計、S/W設計、F/W設計、LSI設計、基板設計、高周波回路設計、アンテナ設計、ハーネス設計、電源設計、構造設計、意匠デザイン、ACCY設計、梱包設計など、それぞれに専門性がある。

何に向いているか。自己分析して専門を決める。数表やグラフがうまく書けない人は設計に向かない。要求の理解、種類の選択、計算、大きさ、配置、5S。能力が透けてみえる。 濱村

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