濵ちゃんの足跡

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せみ

夏休み。夕方にさなぎを見つけると羽化の様子を観察することができる。途中で触ったりすると羽根がゆがんで飛べなくなる。自然に任せるときれいにまっすぐに伸びる。はじめ青白い羽根がだんだん色づく。自然の凄さを感じる。夏休みの一大イベントになる。

せみは低地と森林、季節や地方で種類が違う。チッチ→ニイニイ→アブラ・クマ→ヒグラシが一般的。伊丹市の自宅周辺は9割が羽根の透明で大きいなクマゼミだ。早朝から「シャン・シャン・シャン」とうるさい。桜の木に群がっている。

「蝉しぐれ」は藤澤周平作。牧文四郎と大和田逸平・島崎与之介などとの友情物語。せつとの愛などの人間模様も絶妙に描写されている。

幼虫は6-7年土の中で暮らすと言う。成虫になると2-4Wしか生きていない。毎年みるので成虫が当たり前になっているが幼虫時代が圧倒的に長い。種類によってはその2倍も地中にいるものもいる。濱村

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