濵ちゃんの足跡

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ケースの品質

モデル毎にデザインが変わる。3G-CADで混雑度や干渉をチェックする。最後はケースデザイン。8箇所の角を落下点として壊れないこと。成形時にえくぼが出ないように小さくリブを入れる。ノウハウの塊であった。壊れない。構造設計の責任者は絶対の自信をもっていた。

品管課長は試しにケータイを床に投げる。2階の窓から落とす。ばらばらに外れても元通りにして通話ができることを確かめる。堅牢であった。

それでも最後までトラぶるのもケース。モデル毎のカスタム品だから設計も製造もモデル毎に何かがあった。成形や塗装の仕上がり。どこまでを良品とするか。限度見本を作って判定する。裏ケースから順次載せていくと実装が終るように。部品点数を少なく。安く。可動部の耐久性に苦労した。

Macairやiphoneのアルミケースには驚いた。電波を出すものにあり得ないと思い込んでいた。濱村

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