濵ちゃんの足跡

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古代史

1300年前に古事記が記された。日本民族は文字を持っていなかった。いわゆる語り部によって語り継いでいた。古事記ではじめて日本語の音に漢字をあてた。漢字だけで書いてあるが漢文ではない。だから当時の権力者にとって都合の悪いことは捻じ曲がっているかもしれない。8世紀前半までのことは信憑性を疑って考えるべきだろう。

古事記の完成を待っていたかのように出雲風土記が記される。紀元節が2700年祭なら日本は紀元前700年頃には国家として存在したことになる。約1400年が文書に残っていない。都合よく神話に封印されている(ように思う)。あまりにも両書の辻褄があっている。古事記の原本は現存していない。写本のみ。

古事記の法則を読み解いたのは18世紀後半の本居宣長である。古事記が著述されてから1000年後のことであった。国譲りをした出雲のことが約4割も書かれている。

庶民が日本の古代史を認識したのは僅か数世紀前である。濱村

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