濵ちゃんの足跡

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キリギリスにならないために

30年前。家族の会社見学があった。小学生の長男がしきりに感心している。「おとうさんの机の上には電話があった。うちでは全員で1台の電話を使っている」 今は全員がスマホを使っている。同様にTVも居間に1台だけだった。今は自分の部屋ごとで観ている。

家計は400万円/年=30万円/月を上限としている。年金でも同じ生活レベルを保つためだ。住宅ローンと学資は除く。たまには外食もしたい。孫になにかを買ってやりたい。冠婚葬祭もある。老いて寂しすぎる生活はしたくない。

リタイヤしてどちらかが20年生きると仮定する。だんだん医療費が増える。介護保険も2割自己負担。400x20=8000万円。半分を年金で賄っても自己資金4000万円。ローンと学資を終えての話である。リタイヤ前の10年間=50-60歳に30万円/月の蓄えをすることに相当する。生活は一旦拡げると縮むことが難しい。個人のスマホのない生活は考えられない。家計は給料があがってもスライドしてはいけない。

生涯生活費を考える。退職金目当ての銀行や証券会社は勝手なことをに言うが使える金なんかない。濱村

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