濵ちゃんの足跡

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後継者

どんな役職についてめぼしをすぐにつける。年齢制限もある。サラリーマン時代の必須事項だった。中には前もってその人と議論した上で具申するように言われる上司もあった。スクリーニングとトレーニングを兼ねていたかもしれない。

オーナー社長は違う。自分の保有技術や人間関係が会社となる。いつでも現役に復帰できると考えている。自分の分野に近い仲の良い人を最後には敵視する。なかなかフェアに判断できない。クーデター(のっとり¬=下克上)は徹底的に息の根を止める作戦でないと成功しない。

歌舞伎などの古典芸能では世襲が生きているが会社は別。誤解している人がいる。例えば課長は指名されてから課長に成長するのではない。能力に達している者がその役職になる。勉強はその上の役職のための勉強をする。血縁を指名した失敗が多い。間口を広くしても対象者は限られる。

後継者を決めておかないと引継ぎが間に合わない。最適な者を選ぶ。濱村

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