| 前のページ | 次のページ | 目次へ戻る |
人命第一の矛盾
非道・卑劣。むごい。イスラエル国の人質が殺害されたとの報道があった。情報を確認するために時間を要しているとした時点ですでに織り込まれている。対等の交渉という実績を残した。日本は喪失したものばかりである。憤りを表す直接的な行動はない。
テロに屈しない>人命第一。政府も議員も人命二の次と言えないから矛盾したことをいう。国際協調が優先している。もともと正義のためには戦争も止むなしとする欧米。命をかけて闘うという考え方がある。
ミュンヘンオリンピック。テロの犯人は全員射殺された。「最小限の人質が死亡した」との報道があった。最初から人質に犠牲者が出てもテロを容認しない姿勢が読み取れる。「目には目を歯には歯を」の精神が底流にある。超法規的とか人道的を優先するウェットな日本人には相容れない。
これが政府が遵守する現在の国際ルール。国際協調=予測される大勢の犠牲>個別の犠牲。米国は同盟国の問題であってもテロを行う可能性のある人質交換に反対する。濱村
| 前のページ | 次のページ | 目次へ戻る |
