濵ちゃんの足跡

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節分

春の季語。立春、立夏、立秋、立冬の前日。季節の変わり目。厳しい冬から春に変わるこの時期を待ち望んだ。福豆は煎り豆。年の数だけ食らう。からつきのピーナツ、小分けした袋入りの豆に変わって後片付けが楽になった。ひいらぎに鰯の頭を刺して玄関に吊るす。鬼(厄)は目をつく。臭くて家の中に入らない。

恵方巻を食べる。今年の恵方は東南東。「福を巻き込む」から巻き寿司。欲張って太巻き。「縁を切らない」ために丸かじり。昔からの風習であるが戦後バレンタインにヒントを得て商業化されたという。

花街では普段と違った服装をする。舞妓や芸妓を期待しているとあてが外れる。「お化け」という。銀座や北新地でもある。

北国では冬真っ盛り。春の気配はない。関西では二月堂のお水取りが終わるまで春は来ない。結局春めくのは彼岸ごろになる。濱村

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