濵ちゃんの足跡

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量的緩和

金利が下がると借りる人が増える。ゼロ金利下では下げようがない。市中銀行が持っている国債や手形を管理銀行(日本なら日本銀行)が買い取る。市中銀行の当座の枠が増える。市中銀行はその分管理銀行からお金が借り易くなる。市中のお金を増してインフレに誘導できる。

日本の拡大、アメリカの縮小に続いて、欧州が採用に踏み切った。そのお金が為替や株価を刺激する。金融経済は即応的。特損が減るので当期利益が上がる。実体経済への影響には時間が掛かる。

グローバルに考える必要がある。円とEuの価値が下がる。米国にお金が集まる。円は比較的留まり原油安もあって株価を押し上げた。Euは基軸通貨のひとつ。欧州は不足するエネルギーを輸入しているが農産品・工業製品を輸出している。日本と同じふるまいになるとは限らない。

当分、欧州の株価の動きから目が離せない。濱村

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