濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

花火

8月10日の夜、白浜の浜辺に寝そべってみたことがある。ドーン、ドーンと打ち上がるたびに色鮮やかな光とともに腹に響く。海から船で上げる。岬と岬を結んだしかけ花火で岬が燃えた。戸田の花火でも火災になった。松江は水郷祭、加茂は二十三夜。

「爆薬は爆弾より花火に使う方がいい」人間を楽しくして癒す。戦後70年にしてはじめて真珠湾で花火を打ち上げた花火師や関係した人々が口を揃えて言う。キリストしか信じない一神教の人々にはなかなか理解して貰えないが長岡花火は長岡空襲の鎮魂の意味を持つ。それを材料に説得し真珠湾で打ち上げた。

長岡と言えば「米百俵」。河井継之助。山本指令長官。作家の阿刀田高。著名人が多い。また長岡の花火と聞けば山下清を思い出す。旅先では記憶のみで放浪し切りえをしない。戻ってから制作に没頭した。同じ構図で寸分違わないものが復数作品ある。

夏の風物詩。華やかさとはかなさの同居がが日本人に受け入れられるかも。濱村

前のページ 次のページ 目次へ戻る