濵ちゃんの足跡

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文意

磯崎政務補佐官が参院の委員会に出席し撤回した。「法的安定性は関係ない」と発言したことが問題になっている。法的安定性を無視するとは言っていない。安保関連法案の重要性を強調するあまりだった。発言の前に法的安定生は当然という暗黙の了解=常識がある。

単語や一文を切り取って問題にする。全体で何を言おうとしているか把握しようとしない。狭く狭く受け取る。前後や行間を読もうとしない。野党やマスコミにその傾向が強い。常套手段。自然言語には曖昧性がある。同じ単語でも全体ではまったく反対の意味になる場合がある。

「まつのき小唄」にその例をみることができる。「イヤイヤイヤよと首をふる、ほんとにイヤかと思ったらイヤよイヤにも裏がある、捨てちゃイヤよとすがりつく」。前半と後半のイヤは意味が違う。

いろんな意見があっていいが相手の理解を深める議論になっていない。同じ質問と答弁を繰り返す。子供たちでも辟易する。手本にならない。時間を掛けても意味がない。最後に否定することを前提に議論しているようにみえる。フェアな賢い大人でありたい。映像でも報道でも同じことが言える。濱村

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