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神仏に篤い
龍の模様の着物を覚えている。後にねんねこになり、ざぶとんになった。年齢の記憶はない。幼稚園に入る前であることは確かである。たぶん七五三だったと思う。地元の須美弥神社。1538年建立。
1600年頃は20戸の小集落。氏神様はスサノオである。春の芝草神事、秋の豊年神事。大きな幟が印象的。神社の芝を田んぼに敷きこんだら豊作になっという。子宝に恵まれる祝詞を歌いながら、芝=樫の葉っぱをかけあう。神主は6年生のときの担任、中学時代の教頭先生。成人してからもずいぶん気にして貰った。1965年幼稚園の年に遷宮があった。
菩提寺の了玄寺は1585年の建立。だいたい同じ。1972年に神原神社から三角縁神獣鏡が、1984年に荒神谷から358本の銅剣が、1996年に39口の銅鐸が出土して、出雲神話が一気に現実的になった。出雲大社横の古代博物館で実物を見ることができる。
神仏に篤い地方である。濱村
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