濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

記念館

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」林芙美子。

東西線の落合から通勤している頃。早朝からきれいに掃き清められている一隅があった。四の坂の中腹、石段の始まり。記念館=東京の住居=旦那のアトリエもあった。終の棲家になった。享年47歳。

子供の頃の話はややこしい。尾道時代の日記が「放浪記(夏川静枝、高嶺秀子)」 の下地になった。「うず潮(吉永小百合、月丘夢路」「めし(原節子)」「浮雲(高嶺秀子)」など約20本が映画化された。

2000回超舞台で森光子が演じた「放浪記(劇作品)」は別格。

貧しい生い立ちから庶民を慈しむ名作が多い。濱村

前のページ 次のページ 目次へ戻る