濵ちゃんの足跡

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飽和したとき

ワタミとなか卯が苦しんでいる。拡大基調では何でもありだった。店舗増(負債)が利益と税金とを相殺する。小さな赤字を新たな借入金が飲み込む。固定費は着実に増えている。その上にどうしても厳しさが緩む。リストラしてもすぐには創立当時の企業体質には戻らない。

市場が伸びなくなる=売上げが頭打ちになる。固定費の大きさに愕然とする。法人税や固定資産税が表に出る。借入金の返済期日が迫る。人件費がすごい。費用構造がまるで違ったものになる。

月産10万台を超えるとパートナーの協力で大きな失敗をしないかぎり勝手に伸びた。頭打ちになって縮小が始まると成長したときのカーブを辿って戻らない。ヒステリスを描いて規模が加速度的に小さくなる。収支がバランスしない。費用ばかりが目立つ。

規模を無闇に追求してはいけない。足元を固める。質と利益の向上を追究する。濱村

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