前のページ

次のページ

目次へ戻る

改善は自責から

全員が懸命に開発している。それでも遅れる。開発のQCDが守れない。性能が出ない。商品もできない。プロジェクト崩れ。

決まっていない仕様がある。技術的な課題も多い。メンバーは期待どおり動かない。人手も金も足らない。評価設備の手配ができていない。開発手順・手法も場当たり的。要因は山積している。

他人の不足ばかりに目が行く。自分には悪いところはないと思う。上手くやっている人と比較とすることはしない。あくまでも自分中心。自分に能力が足らないはずはないと思う。周りには気がついているふりをする。理解が遅い。資料が適切でない。手順に無理がある。論理が通っていない。時間が掛かり過ぎる。苦しいから自身を騙す。自分をデキル側の人間と位置づける。いつでも部下に替われると思う。自分の能力と比較してできない部下を怒った。本当のところはわかっていない。

50歳を過ぎて自分では直接できなくなって素直になった。他のリーダに対して足らない部分を反省する。能力アップを図る。新しい分野を勉強する。他責で結論づけたら真の改善はない。自責。濱村

前のページ

次のページ

目次へ戻る