濵ちゃんの足跡

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4.コミニュケーションのルートの法則

1:1で話をしているときは1回話せば相手は理解しています。これが4人いると2回話さないといけない。10人なら3回話さないとみんなが同じように理解しないと言います。100人の相手がいるのなら同じことを10回言ってちょうど言いのです。

ですから、上司は部下に対して、あのときこう言っただろ!とか、1回でちゃんと聞いとけと言ってはいけません。もともとコミュニケーションというのは曖昧さがあって全員に対して厳密に浸透するものではないことを理解しておく必要があります。しつこいと嫌われるほど何回も同じことを言って下さい。

このコミュニケーションの性質を理解しているかどうかで、組織を任せる範囲が変わってきます。

最初に10人の壁があります。一桁の人員数ならちゃんとマネージメントできるのに、ちょっと数人だけ増えたらガタガタになった。そういう話をよく聞きます。一桁の人員ならいつも部下が見えているし、相手も緊張してマネージャを見ているからです。

同じように50人の壁、100人の壁があります。だんだんコミュニケーション手法が難しくなってきます。全部フラットに、という訳にはいかなくなってきます。適正な階層化が必要になります。また、仕事の分担とインターフェイスを決める必要がでてきます。これを厳密にやらないと大きな組織は動きません。

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