濵ちゃんの足跡

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113.豚インフルエンザ(その2)

とうとう豚インフルエンザが日本に上陸しました。カナダで研修した高校生3人と引率の先生1人の計4人が機内検疫で陽性反応を示したため、病院に隔離されました。遺伝子比較でも新型インフルエンザと判定されましたので、飛行機の中で近くにいた人も特定ホテルに10日間ほど滞留させられ、様子をみることになりました。同じ飛行機に乗っていた人も追跡調査されていますが、外国人が京都を旅行していたり、申告したホテルに泊まっていなかったり、横田基地に行くはずの人がいなかったりして、行方が分かっていませんので、いったいどうなっているのか、という感じがします。

機内検疫しても、発熱などの自覚症状がでていない限り、潜伏期間の人を見つけることは不可能に近いですから、5月の大型連休で海外から帰ってきた人たちがウィルスを持ち込んでいることは十分に考えられます。

実際の話として、WHO(世界保健機構)は、メキシコの場合で、陽性反応者の10倍から100倍は感染者がいるのではないかと言っています。ですから、カナダの陽性反応者は250人と好評されていますが、おそらく2万人くらいには感染が広がっていると思われ、そういう意味では研修に行った高校生が感染してくる可能性は十分あると納得できます。

おそらく日本で感染者がでると、あっという間に広がると思います。人口密度も高いですし、車移動の外国に比較して、ぎゅうぎゅう詰めの電車や新幹線などの移動手段ですから、非常に危険です。この職場でも出張が多いですから、感染しないように、前回話したように、手洗いの励行などの徹底をお願いします。

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