濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

123.安全

言うまでもなく、安全はすべてに優先します。いわゆる標語のとおり「安全第一」ということです。このことをまず第一番に頭にしっかり入れておいて下さい。

具体的な話として、最初に社内の安全についてですが、我々は営業部門ですから、事務所の中の安全ということになります。私が今までに経験した例でいうと、スプレーが目に入ったとか、カッターナイフで手を切ったとか、紙で指をきったとかいうのが代表的です。他には、これが案外大きな事故になることがありますが、出会い頭の衝突です。スプレーも失明に至ったりすることがあるのでほんとうに注意が必要です。

次に、社外の話です。我々営業部門にとって、一番あぶないのは社用車(営業車)の運転です。業務の性格上、避けられないですから、道路交通法を守ることは当然ですが、相手が飛び出してくるような貰い事故ということもありますので、くれぐれも気をつけてほしいと思います。

これらの安全意識を高める方法として、「KY法」や「ひやりはっと法」があります。

KYは最近よく言うところの空気が読めないではありません。危険予知(KY)という意味ですが、これがなかなか有効です。絵などをみながら、どういう危険が潜んでいるかを抽出する方法です。

もうひとつ、「ひやりはっと」があります。これは、自分たちがヒヤッとしたことや、ハッとしたことを書き出す方法です。これが30例ぐらいみつかると、その中には経験的に必ず大事故につながる危険が含まれている問言われています。是非職場毎に実施してみてほしいと思います。

もうひとつ注意してほしいことがあります。事故が起こったときの事務手続きについてです。車の事故の場合は保険が違うことはだいたいの人が知っていると思いますが、勤務中に起こった安全に関する事故は労災保険で処理することが大事です。ですから、勝手に病院へ行って、健康保険で処置したりすると後で面倒なことになります。

ほかにも安全というと、風邪を引くとか、エアコンの当たりすぎとか、レクレーション時の事故とかがあります。これらについても普段から、きっちり自己コントロールをして、事故が起こらないようにしてほしいと思います。

まとめとして、事故を起こさない鉄則は、2つあります。

それは、「絶対に慌てないこと」と「余裕をもった行動」です。5分前行動を遵守してゆとりある動き方をしてほしいと思います。

前のページ 次のページ 目次へ戻る