濵ちゃんの足跡

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226.コンプライアンス(7)/NDA

当該取引きにおいて知り得た情報を漏洩しないという契約がNDA(機密保持契約)です。秘密保持契約とも言います。機密情報は、通常、文書で提供される場合が多く、資料の下辺などに、XX社機密情報とか、XX社Confidentialとか表示してあります。口頭の場合もありますし、後日文書で出しますからと断って口頭で説明されることもあります。

もともと知っていた情報は除外されますが、これを証明することは非常に難しいので、ほぼ取引きに関連した情報がすべて対象になると考える必要があります。本当に保護しないといけない場合は、契約前に社内文書を公的機関にもって行って証明しておいてもらう技術封印という方法があります。

機密は当然守らないといけませんが、その取引きが終わってからも一定の期間守らないといけないことが殆どです。場合によっては永久に秘密扱いの場合もあります。取扱いが難しいのは、頭の中に残った残存情報です。制約が厳しいケースでは、同種の仕事に規定される期間は就いてはいけないという従事者制限がつく場合もあります。

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