濵ちゃんの足跡

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閑話休題(6)ゴルフのマナーについて

最近、「ゴルフのマナーについて」という本を読みました。ちょっとびっくりしたというか、目から鱗みたいな話がいくつかありましたので、本日は3点紹介したいと思います。

まず、ひとつ目は、重さの話です。ゴルフでは、すべてに関して「できるだけ軽く」というのがマナーの基本だそうです。フェアウェイやグリーンなどにできるだけ負担をかけないためです。広野GCではバッグの重量(もちろん、クラブやボール、合羽などを含んで)が10kgを超えると超過料金を支払わないといけません。

次に、「ラフ」の話です。ラフはフェアウェイではないので、少々傷んでもいいかなと思っていましたが、とんでもない間違いでした。ラフに入るのはできるだけ少なく、できるならフェアウェイから直角に入るくらいの気遣いが必要だというのです。何故かというと、もともと欧州などでコースを設計するときに大事にしないといけない花や木の群生をわざとラフとして残したそうです。ですから、運悪くラフにボールが入ったとしても、ラフには十分足元に注意して入る必要があると言うのです。それに、そもそもゴルフのラフは草が立っていることを前提にしたスポーツだから、カートや自分の足で草を寝かせてしまっては、公平な条件を維持していないというのです。言われてみればそのとおりですが、今までは、フェアウェイを傷めないようにできるだけラフを歩いていたのですが、まったく間違った理解をしていました。

みっつ目はグリーンの話です。当然、スパイクを引きずらないとか、できるだけ歩きまわらないなどの配慮が必要なことは誰でも理解していると思いますが、それを忠実に守るためには、できるだけパットする方向の反対から直角に入って、カップからボールまで歩測して、自分の順番がきたら、さっとパットするというのがいいそうです。それともうひとつ大事なのはカップの周りは絶対に踏んではいけないというのです。カップの周りはどんな変化をするか分かりませんので、カップの周囲全体がパットラインだと考えるべきだというのです。そうしたら、その距離はどのくらいかと計算すると、ボールがひと転がりすると13cm進むので、ふた転がり分の26cm、つまりカップから自分の靴の長さ分の距離は絶対に踏まないというのがマナーだそうです。

マナーはルールよりも上位概念です。ルールを守るのは当然ですが、マナーを守ることで、その人の「品格」が見えます。社会規範も法律よりも上位概念です。マナーを守ることで周囲の人にいい印象を与えれば、いい仕事が獲得できると思います。参考にして下さい。

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