濵ちゃんの足跡

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閑話休題(22)大歩危・小歩危→金毘羅さん

思い立って、大歩危・小歩危から琴平を散策してきました。

皆さんは行かれたことがあるかどうか分かりませんが、大歩危・小歩危は、吉野川上流の四国山脈の中で、両岸が切り立った深い山で、かずら橋や川下りが有名など、非常に景色のよいところです。

この地域には、平家にまつわる話が多くあって、源氏に追われた平家の落人が隠れ住んでいた場所のようで、その切り立った山の頂上あたりまで、今でも人が住んでいます。今でこそ大きな道がついていますし、鉄道も土讃線が通っていますので、そんなに苦労しなくても行くことができますが、それこそ鎌倉時代や室町時代には、相当難渋して住める地域にしただろうと思います。

その大歩危駅から特急で2駅ほど高松方面に行くと、琴平駅に着きます。琴平にはかの有名な金毘羅神宮があります。海の守り神様として有名で、その昔から、海運業や漁業に従事する人たちが熱心にお参りされています。実際、三菱重工や石川島播磨などの造船会社の名前もありました。

この金毘羅神宮は石段が長いことでも有名です。門前町から本宮まで785段、奥宮までは1400段弱ほどあります。蹴上げが20cm強ですから、本宮まででも、上り下りとも結構足にきます。

785段は、786段のひとつ前、786は(ナヤム=悩む)とも読めますので、785段は悩む一歩手前ということを意識して作ったのかなと思ったりしました。

また、堀江さんのマーメードⅢ号も実物が展示してありました。空き缶2万個以上を再生して作られており、太陽電池を船体に張り付けて電力を確保するなど、昨今の地球環境問題のアピールという意味で寄贈されたとのことでした。

やや無理矢理のこじつけですが、「とにかく迅速に行動せよ」ということです。悩み込んでぐずぐずしていないで、さっさと動く、その動きの中に打開策を見つける、そんな対応が大事だと思います。

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