濵ちゃんの足跡

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閑話休題(48)「スティーブ・ジョブス 神の策略」(2)

いきなりホームランや大記録が生まれるわけではない。勇気を出して打席に立ち、次のバットを懸命に振る。それを繰り返していけば、いつかバットはボールを捕らえる。本当の失敗とは、転ぶことではない。転んだ後で、起き上がらないことだ。

実際には、畏れられるとは行かないまでも、職場で「こいつ、なかなかやるよ」と思わせることができるだけでも、嫌な仕事やルーチンワークを押し付けられにくくなるものだ。そうすれば、自分のやりたいことに時間を使うことができるようになってくる。そうなればしめたものだ。

時代だけが走りすぎても駄目だし、技術だけが先行してもいけない。時代と技術が出会うことが成功への重要な条件である。

40歳までは勝つように心がけ、40歳からは負けないように心がけることが大事。戦略も年齢とともに変えていくことが重要なのだ。得意ゾーンを少し横に広げると思いがけないチャンスを手にすることもある。

金を貸すヤツより、金を借りてでも事業をしようとする人たちが優遇される社会。そうなるような改革が日本には必要。

・ 失敗は全力でやることだ。そして最後の最後までもがいてあがくこと。全力で取り組んでいけば、結果が失敗でも次の機会に必ず失敗体験が活かされる。

「余力のある仕事からは何も生まれない」極限に追い込まれたときこそ、人は隠れていた能力を必死になって引きずり出し、不可能の扉を押し始めるだろう。

景気がよければ不要なものでもつい買ってしまが、景気が悪ければ本当に欲しいものしか手に取らない。浮き沈みする景気の変化に耐えて何10年も存続するには、景気のいいときに売れる商品よりも、不景気でも一番欲しいといわせる商品が不可欠なのだ。

チャンスの女神は、往々にして私たちの手の届くところに潜んである。そして人が見逃してしまいがちなチャンスを発見する力は、24時間絶えず考え続ける「持続思考」にあることは間違いない。頭脳が問題を解こうとフル回転していると、チャンスのほうが手を振ってくれる。

仕事は自己主張の場である。上司の後を定年までつき従うだけでは、本当の仕事人生を味わうことはできない。一つの頂上を制覇したら、新たなリーダーと共に別の山を目指すのも、これからの時代に必要なこと。

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