濵ちゃんの足跡

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賃金を決める要因

グローバル経済はより良い製品をより安価に供給することを求める。製品はサービスと置き換えてもよい。人件費の最小化・低賃金化問題を内包する。一方、人間は豊かな生活を望む。賃金はそのバランス=市場競争力で成り立つ。

特異なものを持たないと賃金が低下する。その社会構造が格差を生んでいる。勉強することによってのみ特徴ある分野で得意とするなものが身につく。勉強することを一生放棄できない。

これは健全で正しい社会構造だ。努力したものが報われる。遊んで豊かに暮らせない。若年女子の低賃金化・格差拡大も教育の負の連鎖もここに帰着する。ただ大学を卒業すればよいのではない。特異なものを獲得する日常の努力を社会が強いる。

弱者の社会問題は是正する必要がある。しかし本質は変わらない。品質が悪ければ生産性は落ちる。賃金を決める最後の要因は生産性だ。濱村

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